精密測定技術振興財団の調査・研究事業に採択されました

2025年11月21日に公益財団法人精密測定技術振興財団2025年度(令和7年度)助成の区分(1)調査・研究事業に対する助成の審査結果が告知され、「位相変調X線励起によるシンチレーション減衰時定数メトロロジーの確立」のタイトルで調査・研究事業が採択されました。

研究業績 / Achievementsの研究助成に下記を追記しました。

  1. 2026年1月–2027年3月 公益財団法人精密測定技術振興財団 区分(1)精密測定技術振興のための調査・研究事業「位相変調X線励起によるシンチレーション減衰時定数メトロロジーの確立」.

本研究では、X線検出用無機材料のシンチレーション減衰時定数を精密に測定する評価基盤の確立を目指し、グリッド制御X線源による位相変調励起およびI/Qロックイン検出を組み合わせた新規計測システムを構築します。従来の時間領域計測(ストリークカメラ、時間相関単一光子計数(TCSPC)、広帯域オシロスコープなど)から周波数領域計測へ移行することで、短時間、高S/N比、かつ広ダイナミックレンジの精密測定を可能とします。将来的には、この提案手法を次世代医療用フォトンカウンティングCTのX線検出材料設計に応用し、候補材料のスクリーニング効率向上に寄与することを目指します。

タイトルとURLをコピーしました