研究内容 / Research

医療用X線断層撮像システム / X-ray computed tomography with photon-counting detector

X線光子を任意のエネルギー範囲ごとに計数する間接変換型フォトンカウンティング検出器を開発し、医療用X線断層撮像(Computed Tomography, CT)システムを構築しました。現在は、定量的な機能画像の取得を目指して、生体内に投与された造影剤の空間分布を三次元的に可視化し、時間経過による分布変化を評価しています。

画像再構成アルゴリズム / Image reconstruction for X-ray CT

サンプリング定理を満たさない投影データ数で断層画像を再構成するスパースビューCTに着目し、開発したX線CTへ応用しています。X線CTの短時間撮影・低被ばく化を目指して、投影データ数の多寡による画質の変化などを評価しています。

シンチレータ材料 / Scintillation materials

X線のエネルギーを吸収して可視光領域で発光する無機シンチレータ材料を開発しています。X線CTの撮影時間を短縮するために、照射線量が高い場合でもX線信号を個別に読み出せる、蛍光寿命の短いシンチレータ材料を目指しています。

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